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静かな夜は
この旅館業において 2月・3月は、 比較的稼働の少ない月だと言われています
いわゆる オフシーズンです。
そんな訳で 少し時間にゆとりができた今、自分の旅館業というモノについて
考えてみなくてはいけないなと思い 最近色々考えている店主です^^
そんな中 当館の様な ”ちいさな宿”が 御客様に選んで頂くためには
どんな店作りをするべきなのか 考えてみました。
御旅行をされる方の目的は皆様々で その目的によって
私達 宿の存在は、ただ一夜を過ごすだけの場所であったりもすれば
旅行の主な目的であったりする事もると思います。
何にしても、旅行を有意義にするために
皆様 その目的に合った宿を お探しになると思います。
お話を聞けば 当館のような ちいさな宿にいらっしゃるお客様の多くは
ゆっくりと 体を憩めたいという希望をお持ちの様です。
規模の大きなホテルや旅館と比べれば 当館は
室数6室のみの たいへんちいさな宿です
ですから 御客様の絶対数が違いますので
比較的ゆったりした時間を過ごせると思います。
やはり 当館の売りは 【 ゆっくり休める 】 という事なのだと思います。
そんな中 先日 宿泊の御客様の御予約が途切れた日がありましたので
半日 日帰りの営業をしてから 夜は早めに店を閉めさせて貰いました。
その夜 店主は一人で露天風呂に入らせて貰ったのですが
『 まー 本当に静かでした^^ 』
浴槽に沈んで聞こえる音は 風に吹かれた木々の擦れ合う音と温泉の湯の流れる音だけで
そこには、自然と私だけが存在するような感じでした。
心地よさから ついつい長湯をしてしまったので
湖から吹く風で体を冷まそうと湖の方へ行けば
空に大きな月が出ていて その月が湖面に映っていました。
毎日こちらで暮らしていますと、温泉も露天風呂も特別なモノでなくなってしまうのですが
この夜は その素晴らしさを再認識しました。
【追記】
このオフシーズンの2月・3月は もしかしたら御客様のグループだけが御宿泊という
ラッキーな状況があるかもしれません
そんな時は この夜の露天風呂ひとりじめを是非お楽しみください。

↑浴槽に浸かった状態で撮影

↑夜の亀山湖 露天風呂からの眺望
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- 2009-03-14
- カテゴリ : 湖水亭日記
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